・そもそも、どのタイミングで損切りを判断するべきだったの?
そんな2つのお悩みにお答えします。
実は私も、先日大きな損切りがありました。
色々と迷ったあげく、全ポジション損切りしました😅
— みなみ@FX裁量トレーダー 【三平式RCI ×移動平均線 】| テクニカル×相場心理学 (@demedeme1031) June 5, 2020
長期目線は完全に上に切り替わったので、諦めました💤
1時間足短期の下落まで待つべきでしたが、ロンドン時間開始と同時にどっちに動くか見えなかったのもあります。
この経験を元に、ブログ記事書こうと思います🙂
長期目線は完全に上に切り替わったので、諦めました。
1時間足短期の下落まで待つべきでしたが、ロンドン時間開始と同時にどっちに動くか見えなかったのもあります。
この経験を元に、ブログ記事書こうと思います
で、その経験を元にして書いたのがこの記事です。
いま思えば、
「あのタイミングで損切りしておくべきだったな…」
と後悔していますが、損切りになってしまったものは仕方ないです。
みなさんにも同じ失敗を犯してほしくないので、ぜひ最後まで読んでください。
記事の内容
- FXトレーダーが損切りを決意する「2つのタイミング」
- 損切りは「準備」と「タイミング」が大切
- あなたにとってベストな「損切りタイミング」とは?
- 「損切りタイミング」よりも重要なこと
FXトレーダーが損切りを決意する「2つのタイミング」

FXトレーダーが損切りする決意するタイミングは、次の2つ
- 損失に耐えられなくなって、たまらず損切りするとき
- 戦略的に損切りをするとき
①損失に耐えられなくなって、たまらず損切りするとき
これはあまり良くない損切りですね。
ってな感じで、レートが戻ることを祈っていたけど、その夢がはかなく散ったときに泣く泣く損切りするパターンです。
かなりの致命傷になっているはずなので、損失を取り戻すまでに時間がかかります。
と後悔しか残らないので、メンタル的にも最悪ですね。
いちばんやっちゃいけない損切りです。
②戦略的に損切りするとき
ってな感じで、自分の負けをいさぎよく認めて、すっぱり切るパターンです。
自信をもって損切りしているので、後悔も残りませんし、なにより次のトレードにつなげることができます。
損失も限定できているので、次のトレードで取り返せる確率が高いですね。
戦略的に損切りすると
- 自分の戦略が間違っていたと気づける
- トレード戦略を練り直せる
- 目線の固定を防げる
のように、メリットがたくさんあります。
FXは長期的にみてプラスになれば良い
1回負けても、次のトレードで取り返せるのであればOKと考えるべきかと。
だとすれば、1回の負けトレードでの損失は、次のトレードで取り返せる範囲に抑えないといけません。
逆に、10回負けても1回の勝ちで取り返せるようにトレード戦略を組み立てるのがトータルプラスになるコツかと。
なので、損切りタイミングを逃さないようにしないといけないですね。
損切りは「準備」と「タイミング」が大切

とはいっても、チャートを見ていなかったりして逃げ遅れることはあります。
もしそうなってしまった場合でも、焦ってはいけません。
損切りする”準備”をして、そのあとに執行する”タイミング”をとります。
具体的に、次の3つを”冷静に”行いましょう。
- 損切り前の「環境認識」
- 「損切り」するか「ナンピン」するかの判断
- 値動きの観察
1つずつ、詳しく解説していきます。
①損切り前の「環境認識」をしましょう
なんて経験はありませんか?
そうならないためにも、エントリーと同じように、損切り前にも「環境認識」をやりましょう。
例えば、5分足でエントリーしたショートポジションが踏みあげられているとしましょう。
そのような場面では、次のことを考えます。
・意識されているレジスタンスラインが、すぐ上にないか?
・オシレーターは上限いっぱいになっていないか?
などなど、レートが戻ってくる可能性がないかを探します。
何かしらの根拠があれば、レートが戻ってくる可能性がありますので、いったん損切りは保留にします。
助かる見込みがなければ、きっぱり諦める。でも…
逆に、ショートが捕まってしまった場合に
・下がってきそうだけど、4時間足や日足レベルで耐えないといけない
・大底で掴んでしまった
のであれば、迷わず損切りしましょう。
4時間足や日足で目線があっているのであれば耐えてもいいと思います。
でも、レートが戻ってくるまでに相当な時間がかかりますので、いったん損切りしてからエントリーし直すほうが精神的にも負担が少ないかと。
そのあたりは、次に解説する「ナンピン」にもつながりますが、
・証拠金維持率
と相談になってきます。
②「損切り」するか「ナンピン」するかの判断
±0で逃げたい気持ちはありますよね。そんな時は「ナンピン」を検討しましょう。
世の中にあるFX教材の9割で
なんて書かれていますが、そんなことないですよ。
「ナンピン」するべき場面
例えば次のような場面。

①で説明した”環境認識”をした結果、1時間足では絶賛下降トレンド中だと判明しました。

かつ、何度も跳ね返されているレジスタンスラインがあるので、トレンドが継続する根拠が十分そろっています。
こんな時には「ナンピン」しちゃいましょう。
結果的に、1時間足レベルで『分割エントリー』したことと同じになります。
建値まで戻ってくる確率は高いですし、ナンピンした分は利益になります。
±0で逃げるにしても、約半分の時間で±0にすることができます。
「損切り」するべき場面
逆に、損切りするべきなのは上位足のトレンドに逆らっているケース。
「トレンドは明確に終了サインがでるまで継続します」
ダウ理論の基本的な部分です。
例えば次のケース


こんなときには、迷わず損切りしましょう。
レートが建値まで戻ってくる見込みは薄いですし、なによりトレンドに逆行している形になるので、含み損が増えるだけですね。
ちなみに、
・売り上がり
はジリ貧になってしまうだけなので、避けるべきかと。
「上位足のトレンドに巻き込まれてしまった!」
ってときは、迷わず損切りしましょう。
「ドテン」も考えてみる
損切りになってしまったら、「ドテン」も考えてみます。
今回のケースでドテンした場合、上位足のトレンドに乗せることになるので、損切りになった分は簡単に取り返せます。
むしろ、2倍3倍になって返ってきますので、
で終わるのではなく、ドテンできないかを考えてみてください。
もちろん、ドテンする前に「環境認識」はきっちりやってくださいね。
③値動きを観察して、タイミングをとる
環境認識をして、ナンピンもできなければ、あとは「損切り」をします。
でもここで大切なのは、「焦って損切りしない」こと。
なるべく損失が少なくなるタイミングまで待ちます。
オシレーターが端によっている時や、ロウソク足の伸びが悪いときはレートが戻ってくる可能性があります。
たった数pipsの違いですが、その数pipsが積み重なると数100pipsになります。
トータルプラスの成績を残すためにも、なるべく損失が少なくなってから損切りしましょう。
戻ってくるまで待つのは、時間と精神力を削がれるだけです。
いさぎよく諦めるのが吉。
あなたにとっての『ベストな損切りタイミング』とは?

人によってトレードスタイルや手法が違うので、「ズバリこれです!」っていう損切りタイミングはありません。
が、共通して言えるのは、
「損切りは早いに越したことはない」
です。
損切りの目的は「損失をなるべく小さくする」こと
けっこうこの目的を忘れてしまっている人が多いんですよね。
を今一度考えてみましょう。
『 損切り = お金が減る 』
です。
お金が減るのは確定しているので、なるべく損失が小さくするのが、損切りの本来の目的だと思います。
矛盾しているように聞こえるのが、損切り本来の目的を忘れてしまう要因になっているのかと。
損切りする根拠を明確にしましょう
気分で損切りする人はさすがにいないと思いますが、損切りにもなにかしらの根拠があると1つの目安になります。
- エントリー根拠が崩れた
- 目安としているpips逆行した
- 含み損が資金全体の5%を超えたから損切りした
などなど。
ぶっちゃけ、損切り根拠はなんでもいいと思いますが、
っていう『最終防衛ライン』は必ず設定しましょう。
『最終防衛ライン』の設定例
- 「この水平線を超えたら、何が何でも損切りする!」
- 「逆行は100pipsまで!それ以上は許さない!」
- 「含み損が資金全体の10%になったら問答無用で損切りする!」
ってな感じです。
で、その時に使うのが「逆指値」です。
『最終防衛ライン』に ”逆指値” を設定することで、少なくとも致命傷になることは避けられるかと。
この記事で解説した「損切りタイミング」は、成行で執行する前提になりますので、逆指値はあくまで『最終防衛ライン』としての使い方をおすすめします。
損切りタイミングよりも重要なこと

損切りになって嬉しい人はいないはず。
できれば損切りはしなくないですが、FXに勝率100%の聖杯がない以上は、いずれどこかで損切りが発生することを覚えておきましょう。
含み損をズルズル引っ張らないこと
含み損のポジションをズルズルと引っ張らないことが大切です。
どうしようもなくなった含み損のポジションは、将棋の「捨て駒」のように、さっさと切るべきです。
「損切り」=「捨て駒」
— みなみ@FX裁量トレーダー 【三平式RCI ×移動平均線 】| テクニカル×相場心理学 (@demedeme1031) June 6, 2020
と考えるといいかも。
いつまでも「歩」を大事にしてると、いつの間にか王将がピンチになってる。
であれば、さっさと切り捨てて違う戦略を練り直すほうが圧倒的に効率いいですよね🙂
歩が「と金」になれば強力ですが、それよりも強い駒(=エッジ)で攻めるのが簡単。#FX
と考えるといいかも。
いつまでも「歩」を大事にしてると、いつの間にか王将がピンチになってる。
であれば、さっさと切り捨てて違う戦略を練り直すほうが圧倒的に効率いいですよね。
歩が「と金」になれば強力ですが、それよりも強い駒(=エッジ)で攻めるのが簡単。
結局なにが言いたいかというと、
損切りを恐れるな!
です。
それが、損切りタイミングよりも重要で、FXで勝ち続けるための唯一の方法だと思います。